"セクキャバのボーイは過酷と屈辱のお仕事"

やってられない!そんな三日間の記憶。

勤務初日はまず自己紹介。その時点で働く場所を間違えたと後悔しました。何故ならお店の女の子は当然若い子ばかりで当時18歳の僕と同年代の子が大半。

ですが店長や先輩ボーイは30代がほとんど。その結果、明らかに僕の存在でやりにくい表情をされました。

セクキャバという仕事上、上半身裸でお客さんと行為に及ぶ訳だし仕方無いのかもしれませんけどね。特にホールに立っている時は目のやり場に困りました。

変な目で見てると思われたくないので女の子の顔は呼ばれた時以外は見ませんでしたが、行為中にうっかり目が合ってしまった時は嫌でしたね。

行為中のキャストと目が合う(セクキャバ)

中でも衝撃だったのが女の子がお客さんの接客後、簡単に水で口をゆすぐだけだったり、胸の方はウェットティッシュでパパッと拭くだけだったり。

お店も回転率を上げるために毎回の様に丁寧に洗う暇など無いとしても、あまりにも衛生上最悪で驚きでした。

用意された寮も住むには抵抗がありました。一人部屋なのは良かったのですが、床にはゴミや油汚れがすごくて、何か下に敷かずにはとてもお尻をつけれたものではありませんでした。

そんな環境もあって中々寝れず、やっと寝付けたとしてもすぐに出勤時間が来るという状態でした。

セクキャバ勤務ボーイの汚い寮部屋

疲れの取れないまま迎えた二日目、オープン前に簡単な店内掃除をしていると、キャストの女の子に、「ちょっとボーイさん!ソファーは全部ひっくり返して裏も掃除してね?気になって座れなぁい」と、笑いながら言ってきたんです。

もちろん毎日わざわざソファーをひっくり返して掃除などしません。

しかし先輩ボーイさんからは、その様な時でも下手に反抗はせず、「はい」と返事をして素直に言う事を聞いた方がいいとの事。

女の子はお店の商品、辞められるとお店の損害に繋がるから女の子が気分を損ねる態度はNGみたいでした。

いわばボーイは奴隷同然だから仕方ないとも言われ、いやっもうそんなのドMじゃないとやってられないじゃないかと思いましたね。

偉そうなセクキャバ嬢

嫌な事は続くモノで、インカムをつけて店長さんの指示に対応するのですが、そのインカムが安物なのか結構な音の悪さ。店内もうるさいし余計に聞き取れず、お客さんのテーブル案内などでミスを繰り返してしまったのです。

その瞬間、「席案内ぐらいチャッチャとやれやぁ!!」と、店長から怒号が飛んで来ました。全然聞こえないしそれは無いだろ、毎回の様に聞き返すとそれはそれで怒るし。

そう思いつつも、「すいません」そう言って歯を食いしばりながらイライラを抑えていました。

そんな二日目も何とか終え、お店の外に出てすっかり明るくなった空を見上げた時、「俺なにやってんだろう、、」そんな思いが強く込み上げて来ました。

冷静に考えれば、わざわざセクキャバのボーイなんかやる必要が無いし、興味本位なら尚更もう十分だと。

そこで僕は決心しました。明日の勤務を終えたら辞める事を伝えようと。

我慢の限界。セクキャバ業界と早速サヨナラ。

不思議な事に辞める決意をして迎えた三日目の勤務はすごく気が楽でした。そしてそんな日に限って特に怒られる事やイヤな出来事も起こらず。

しかし働いていれば必ずまた一日目や二日目のような出来事が起こるのは目に見えて分かるので気持ちは一切変わりませんでした。

しかし、店長がすでに帰宅していたので、副店長に辞めたいと申し出た所、「困るなー、まぁ明日店舗の方に確認取ってみるから。」の一言。

確かに急に辞めるなんて言い出す僕の方が悪いのは分かります、けど今回ばかりはそんな事どうでもいいしさっさと辞めたい。

何より早く歌舞伎町から出たい。

そう思った僕は、「もうバックレてしまおう。」という事で、帰宅して全ての荷物をまとめ、誰も居ないタイミングでこっそり寮から脱出。

もうその時の気持ちは何とも言えないぐらい清々しい気持ちでした。

脱出した後に真っ先に向かったのは焼肉屋さん。ボーイの仕事をしてる間はまともな食事を摂ってませんでしたからね。

解放感に満ち溢れた状態で食べたあの焼肉の味は今でも忘れる事が出来ません(笑)

そんなこんなであっという間にセクキャバ勤務を終えた訳ですが、当時を振り返ると貴重な経験だったとは思います。

さすがにもう二度と働く事は無いですし、歌舞伎町で働くのは最終手段であるべきだったのかなと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました!

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